スリーピングバック

初心者向け【寝袋の選び方】スリーピングバッグを選ぶ時に考える4つのポイント

こんにちは、のねすけです。()

本日はスリーピングバック(寝袋)についてです。

私は普段からバックパック1つに荷物をまとめて1年中キャンプに行っています。

  • 寝袋購入を考えている
  • 寝袋選びを失敗したくない
  • 何を基準に選んだらいいだろう
  • たくさんあって選べない

そんな悩みを持っている方は参考になるかと思います。

寝袋を選ぶ時に考える4つの事を解説します。この記事を読めば寝袋を購入するのに何を基準に選べばいいのかが分かります。

最後には私が実際に購入時に比較した寝袋を紹介します。

みなさんの寝袋選びの参考になれば嬉しいです。

寝袋を選ぶときの考える4つのこと

寝袋を選ぶ時に考えること
  1. 使用目的
  2. キャンプに行く地域
  3. 季節
  4. キャンプスタイル 

夜に寒さで眠れないキャンプは試練のキャンプになってしまいます。

キャンプに行くならできるだけ快適に眠りたいですよね。

寝袋は値段が高価なものも多いですが、思っている以上に長く使えます。

一番最初に買った寝袋は20年以上前のものですが、現役で使っています。

使用頻度にもよるとは思いますが、長く使える寝袋は使えば使うほどコスパのいいものになります。

20年以上使っている3シーズンの寝袋。

アウトドアギアはタフに作られているので信頼と安心できるのも魅力。

10年、20年と使っていけばそんなに高い買い物ではないですね。

それでは寝袋を選ぶ時に考えることを詳しくみていきましょう

使用目的

登山などを視野に入れていますか?

私の場合、キャンプを中心に釣りや登山も視野に入れて寝袋を選びました。

登山しながらキャンプをして縦走するとか、そんなことも想定するとバックパック1つにまとめることが条件になってくるのでコンパクトさや重量は気にするポイントです。

キャンプに行く地域

どの地域によくキャンプに行くのかもポイントです

本州でも南の方に行けば比較的気温は高く、冷え込みも弱いですが、北に行けば寒さも厳しくなります。

標高も高くなれば気温も下がります。

自分がどの地域にキャンプに行きたいか、選ぶ寝袋は変わってきます。

のねすけ

沖縄でキャンプするなら冬でも3シーズン用で十分ですし、北海道でキャンプするなら本格的な冬用寝袋が必須ですよね

季節 

キャンプに行く季節も重要ですね

夏用の薄手の寝袋では冬のキャンプはできませんし、冬用の寝袋を夏に使うと暑くて眠ることはできません。

キャンプに行く季節に合わせて寝袋を選ぶ必要があります。

キャンプスタイル

オートキャンプがメインであれば車でサイトまで行けるので荷物はコンパクトにしなくても大丈夫ですし、バックパック1つでキャンプに行く場合は荷物はコンパクトにする必要があります。

自分がどのキャンプスタイルなのか考えてみましょう。

  • ファミリーキャンプ
  • ソロキャンプ
  • オートキャンプ
  • バックパックキャンプ
  • ツーリングキャンプ

コンパクトにしなくていい場合は化繊の寝袋などもあるので選択肢は広がってきます。

自分がどんなキャンプスタイルなのかを知ることが寝袋選びには重要です。

実際に私が冬用の寝袋を買うときに考えたこと

前提として私は以下のことを考慮して寝袋を選びました。

寝袋を選ぶ時に考えたこと
  1. 使用目的:登山キャンプや源流釣りキャンプもチャレンジしていきたい
  2. いく地域:気温が氷点下になるような高所でのキャンプもする
  3. 季節:冬/雪の中でも対応可能な寝袋
  4. キャンプスタイル:バックパック1つでソロキャンプ

寝袋のスペックで見るべきポイント

使用目的や使う季節が決まったら次はスペックを比べて自分にぴったりな寝袋を探していきます。

寝袋のスペックで見るべきポイント
  • 快適使用温度/下限温度
  • 収納サイズ
  • 重量
  • 価格

細かく言えば寝袋の構造や、生地の素材、付帯機能などもみていくべきなんでしょうけど、正直そこはみなくても大丈夫です。

快適使用温度/下限温度

寝袋には快適使用温度と下限温度の表記があるものがほとんどです。

これは言ってしまえばその寝袋がどの環境で使うのが適しているかの基準になります。

ただし、これはあくまでも基準です。

寒さの感じ方は人それぞれになってしまいますし、寒さへの耐性も個人差があります。

沖縄で生まれ育った人と、北海道で生まれ育った人では寒さへの耐性が違うであろうことは容易に想像できますよね

自分へのピンポイントな適性を見つけるには経験が必要になってくるので心配な人は少し余裕を持って使用温度のスペックの高い寝袋を選ぶのがおすすめです。

寝袋の温度表記(ヨーロピアンノーム)について

寝袋は規格にヨーロピアンノームに基づいて計測され、表記されています。

ヨーロピアンノームの表記では、コンフォート(快適使用温度)、リミット(下限温度)、エクストリーム(限界使用温度)で基準になる温度表記がされていて、この基準が寝袋を選ぶのに大きく影響してきます。

詳しくはこちら

収納サイズ 

これはバックパックひとつに装備をまとめる人には特に重要なポイントになってきます。

公共交通機関のみでキャンプに行く人や、ハイカー、登山、バイクツーリングなどでは一つのバックパックに装備を納める必要があります。

寝袋の収納サイズが大きければその分大きなバッグパックが必要になってきますので収納サイズはできるだけ小さいものを選びたいところです

収納サイズが小さいけどスペックが高いものはより高品質なダウンが使われていると考えられます

FPの高いダウン(高品質)は少ないダウン量でも高い保温力を発揮してくれるので収納サイズが小さくなります

重量

収納サイズを見るのと同じ理由で重量も見るべきポイントになってきます

これは特にハイキングや登山の場合には必ずみたいポイントです

なかなかないですが、収納サイズが同じだったとした場合、重量が軽い方を選ぶべきです

寝袋は装備の中でも1、2を争う重量の道具です

総重量を少しでも軽くしたい人はできるだけ軽い寝袋を選びましょう

価格

予算に上限を設けなければいくらでもハイスペックな寝袋を選ぶことはできます

ですが、それは現実的ではありません

実際には予算には上限がありますし、ただハイスペックなものを選べば快適と言えるわけでもありません

バックパックひとつに装備をまとめるなら、

自身に必要な使用温度の寝袋でできるだけ収納サイズが小さくなり、軽い寝袋を予算の範囲内で選ぶ必要があります

スペックに対しての寝袋の価格は大々相場が決まってきます

有名ブランドのモンベル、ナンガ、イスカ、シートゥサミットなどのブランドの寝袋を比較すると大体の相場がわかるので一つのブランドだけで見ないのもポイントになってきます

比較したナンガ・モンベルの寝袋 

私が比較した寝袋は以下のとおりです。

  • ナンガ・オーロラ750
  • ナンガ・オーロラライト600DX
  • ナンガ・オーロラライト900DX
  • ナンガ・UDDバッグ630DX
  • ナンガ・UDDバッグ810DX
  • モンベルダウンハガー650 #0
  • モンベル・シームレスダウンハガー800 #0

寝袋もたくさんの種類が発売されていて、選ぶとなるとどれを選んでいいかわからなくなりますよね。

私は自分が寝袋を選んだ時に最終的に2つのブランドに絞りました。

それがナンガとモンベルです。

なぜこのブランドに絞ったかというと、ブランドに対する信頼です。

ナンガは永久保証、モンベルは知名度と価格と品質のバランス。

どちらもすごくいいものを取り揃えており、私にとって信頼できるブランドです。

寝袋の比較は以下のとおりです。価格・快適温度/下限温度・重量・収納サイズを比較して選ぶときの基準にしました。

スペックの比較 

ブランドモデル価格快適使用温度/下限温度重量収納サイズ
ナンガオーロラ 75044,000 -6℃/-14℃1,490gφ22 x 32
 オーロラライト600DX55,000 -4℃/-11℃1,050gφ17 x 31
 オーロラライト750DX60,500 -8℃/-16℃1,200gφ19 x 31
 オーロラライト900DX66,000 -10℃/-19℃1,400gφ21 x 41
 UDD バッグ 630DX55,000 -5℃/-10℃1,045gφ17 x 31
 UDD バッグ 810DX63,800 -7℃/-13℃1,260gφ19 x 31
モンベルダウンハガー650 #042,900 -8℃/-15℃1,350gφ20 x 40
 シームレスダウンハガー800 #055,000 -6℃/-13℃995gφ18 x 36
それぞれのホームページより抜粋 2021年12月調べ

ちなみに今回比較しているモデルは全てマミー型で山岳用としても使用できるものです。

重量・コンパクトさ・使用温度を比較してみて、使用目的やキャンプスタイルを考慮して予算が許す価格のモデルを選びました。

結論、私が現在使っているのはナンガ・オーロラ750です。

コンパクトさや重量・使用温度を考えるとオーロラライト600DX、UDD バッグ 630DX、シームレスダウンハガー800 #0あたりがいいと最後まで悩んだのですが、予算が許す範囲だったのがオーロラ750とダウンハガー650 #0でした。

ダウンハガー650 #0は価格は同じくらいで、快適使用温度も重量もオーロラ750よりいいのですが、収納サイズをコンパクトにしたかったのでオーロラを選びました。

まとめ 

寝袋を選ぶ時に考えること
  1. 使用目的
  2. キャンプに行く地域
  3. 季節
  4. キャンプスタイル 
寝袋のスペックで見るべきポイント
  • 快適使用温度/下限温度
  • 収納サイズ
  • 重量
  • 価格

終わりに

いかがでしたでしょうか。

冬キャンプを楽しむためにしっかりした寝袋は必須です。真冬に辛いキャンプにならないよう寝袋は冬用を使いましょう。寝袋は高価なキャンプギアですが、10年以上使えますので価格以上の満足度を得られるはずです。

みなさんの寝袋選びの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


ABOUT ME
のねすけ
当サイトをご覧いただきありがとうございます。 アウトドア好きのフリーランスです。 少年時代から自然の中で遊ぶのが大好きで、山や川遊びをしながら育ちました。 キャンプ歴は20年以上、キャンプを中心に釣りや登山を楽しんでいます。 このサイトでは自身の経験をもとに野外で快適に寝るための情報発信をしています。