インナーシーツ・インナーシュラフとはメインの寝袋の中に入れて保温性能を高めたり、寝袋を汚れなどから保護する事ができます
今回はシートゥサミットのインナーシーツの紹介です
- 今使っている寝袋の保温性に不安のある人
- より快適に眠りたい人
- コストを抑えたい人
こんな悩みを持っている人にはオススメです
何かみなさんの役に立てばうれしいです
SEA TO SUMMIT・シートゥサミット
シートゥサミットは1990年に創設されたアウトドアブランドで、名前の通り、「海から山頂まで」使える幅広いギアを揃えるメーカーです
オーストラリア西部の都市パースでスリーピングバッグライナー製造から歩み始めたシートゥサミットは、スリーピングマットやハンモック、カトラリーなど多彩にギアを揃えています
ブランドについて詳しくはこちら
サーモライト・リアクター
本日紹介するのはサーモライト・リアクター(インナーシーツ)です
インナーシーツは寝袋の中に入れて保温性能を向上させたり、メインの寝袋を汚れから保護してくれたりします
暖かい時期には単体での使用も可能です

重量:248g
サイズ:縦210cmx巾92cm
向上温度:8℃
価格:6,480円(税込)
写真はホームページより引用
価格は2022年1月調べ
最軽量の80g/㎡サーモライトを使用。サーモライトは中空繊維で、軽量でありながら優れた保温性と通気性を発揮します。サーモライトリアクターはスリーピングバッグの保温性を最大8度向上させ、夏は単体でも使えます
メーカーホームページより
使っていて感じること
使い心地は想像以上でした
サイドジッパーがないのは気にならない
このインナーシーツはサイドジッパーが付いていないのが特徴で、使うときには潜り込むようにする必要があります
サイドジッパーが付いている方が使い勝手はいいと思っていたのですが私は実際に使ってみて気になりませんでした
開口部(入り口)が別の色で縁取られているので分かりやすく、潜り込むのも苦になりません
むしろインナーシーツのジッパー、寝袋のジッパーの二つある方が面倒に感じてしまったりもします

入り口が分かりやすくて便利です
正直ジッパーが付いていないのは唯一デメリットだと思っていたのですが全く苦にならなかったのでこのインナーシーツのデメリットはありません
ハンモックとの相性は良くない
ジッパーがないのが気にならないのはテントで寝る時や、タープ泊の時の話です
ハンモックの時はシーツの中に入るのが大変で、コツが入ります
まず、座った状態でシーツに入り、そこから寝袋に入るのですが、慣れないうちは結構難しいです
保温性もバッチリ
保温性能も抜群で、氷点下2℃まで下がった日に3シーズン用の寝袋でキャンプした時も全く寒くありませんでした

見た目は薄くて、保温性能がそんなに高いようには見えません
スケスケですが使ってみるとしっかり保温してくれます
商品説明で向上温度が8℃になっていて正直本当かな?と思っていましたが、本当でした
これは条件によって異なると思うので絶対ではないです
私の3シーズン用の寝袋の快適使用温度は確か5℃くらいだったと思います
20年以上前の寝袋なのでだいぶクタクタですがまだ現役です
肌触り
肌触りも良くて心地がよかったです
寝袋特有の生地の質感が苦手な人にもオススメです
撤収も楽チン
このインナーシーツはキチンとにたたまなくてもスタッフバックにぎゅうぎゅう押し込んでいけば収納できます
私みたいなめんどくさがりなズボラキャンパーにはポイント高いです
インナーシーツ:ラインナップ
シートゥサミットからは他にもインナーシーツがあります
全9種類あるインナーシーツですが、その中からサーモライトリアクターのラインナップを紹介します
スペック比較
サーモライトリアクターシリーズのスペック比較はこちらになります
フリースライナー 重量:420g サイズ:200×92cm 収納サイズ:22×φ13cm 向上温度:18℃ | エクストリーム 重量:399g サイズ:210×92cm 収納サイズ:17×φ11.5cm 向上温度:15℃ |
コンパクトプラス 重量:263g サイズ:183×90cm 収納サイズ:15×φ11cm 向上温度:11℃ | サーモライトリアクター 重量:248g サイズ:210×92cm 収納サイズ:15×φ11cm 向上温度:8℃ |
とにかく保温力を求めるなら「フリースライナー」
ラインナップの中で一番保温力の高いのがフリーズライナーです
厳冬期の登山や、雪中キャンプなど真冬にキャンプをするのならフリースライナーがあれば心強いですね!
保温力はありますが、重量が420グラムと一番重いのと、収納サイズも大きくなるので装備を軽量にコンパクトにしたい人にはおすすめできません
保温力・重量・コンパクトさ・どれも譲れない人に「エクストリーム」
向上温度は15℃ありますので十分な保温力がありながら400グラムを切る軽さ、コンパクトさのあるバランスの取れたインナーシーツです
保温力、重量、コンパクトさ、どれも譲れない欲張りさんにはエクストリームがおすすめ
サイズが合うなら絶対コレ!「コンパクトプラス」
サイズが183 x90cmと他よりも少しサイズが小さいタイプ
サイズが合うなら選択肢に入れたいインナーです
なぜなら向上温度は11℃もあって、重量は263グラムなので、保温力、重量、コンパクトさのバランスはエクストリームよりも上です
ただし、「サイズが合うなら」です
私は身長が足りなかったのでコンパクトプラスは諦めましたが、サイズが合うならこれを買っていたと思います
最軽量!「サーモライトリアクター」
重量、コンパクトさを重視した最軽量のインナーシーツがこれです
保温力はそこそこでいいから、重量、コンパクトさに特化して装備に加えたい人におすすめです
オーバースペックなインナーシーツはいらない人にとってちょうどいいスペックです
こんな人にオススメ
- 寝袋の保温性能を向上させたい人
- 快適に眠りたい人
- コストを抑えたい人
- 季節によって使い分けたい人
- 軽量・コンパクトなインナー探している人
- バックパックでキャンプに行く人
終わりに
いかがでしたでしょうか
季節や天候によって必要な装備は変わっていきます
季節ごとに寝袋を変えるのはコストもかかるし現実的ではありません
インナーシーツがあれば寝袋は同じでも季節に合わせて対応していくことができるのでオススメです
最後まで読んでいただきありがとうございました
何かみなさんの道具選びの役に立てたらうれしいです